2023年7月公開
被嚢性腹膜硬化症(encapsulating peritoneal sclerosis:EPS)とは、腹膜の形態学的変化(腹膜肥厚もしくは硬化性腹膜炎)に伴い、「びまん性に肥厚した腹膜の広範な癒着により、持続的、間欠的あるいは反復性にイレウス症状を呈する症候群」と定義されています1。PDの中止や死亡の原因となる合併症であり、注意が必要です。
1.症状・徴候
イレウス症状(嘔気、嘔吐、腹痛)のほか、下痢、便秘、るい痩、血清排液、除水量低下(腹膜透過性亢進)、腹水などが認められます。
2.原因
腹膜透析液への長期間の曝露と腹膜炎が主要な原因です。長期の腹膜透析歴のある患者が腹膜炎を起こした場合にリスクが高くなります。また、
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Part9腹膜透析で気をつけたい合併症③被嚢性腹膜硬化症(ひのうせいふくまくこうかしょう)