Part2糖尿病患者のセルフケア支援

新たな薬が開始になるとき、怠薬が多いとき、薬への抵抗感が強いときなど、看護師が服薬指導やインスリン指導をする場面が多くあります。薬物療法説明のポイントは、知識と技術の提供です。病気や薬物に対して正しく理解し、インスリンなど器具を使用する治療では、その器具を正しく理解し実践できるように支援します。それでは、薬剤師の薬物療法指導との相違はどのような点でしょうか。これらの支援に加えて、薬物療法と生活の調和を図ることが、看護師ならではの支援と言えるでしょう。いかに生活の中で薬物療法を続けていけるかを考え、ときには患者の生活状況に応じて治療内容を医師に再検討してもらうこともあります。例えば、1日3回服薬の処方薬でも昼に怠薬しがちなら、1日2回の服薬ですむように処方調整してもらうなどです。

疾患や薬物療法の理解が深まると、患者の