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COVID-19対応も基本は同じ!
高齢者施設での感染対策の実際

医療法人社団三喜会 鶴巻温泉病院
看護部長/感染管理認定看護師
小澤美紀

2021年2月公開

Part1高齢者施設での感染対策の特徴とは

高齢者と一言で言っても年齢層は幅広く、個々の健康状態も異なります。ただ、一般的な傾向として、高齢者は加齢に伴い抵抗力が低下しており、さまざまな基礎疾患を有する方も多いため、感染症に罹患しやすく重症化しやすいという特徴があります。

高齢者施設で注意したい主な感染症には、以下のようなものがあります。

  1. 1入所者および職員にも感染が起こり、集団発生を起こしやすい感染症
    インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、感染性胃腸炎、疥癬、結核など
  2. 2健康な人に感染を起こすことは少ないが、抵抗力の低下した人に発生し、集団発生に発展する可能性がある感染症
    メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症、薬剤耐性緑膿菌感染症など
  3. 3血液、体液を介して感染するか、集団発生に発展する可能性は少ない感染症
    B型肝炎、C型肝炎など

生活の場である施設で発生する感染症は、医療現場と同じではありませんが、感染対策の基本的な考え方は同じです。施設で発生しやすい感染症への予防策を整えておくことで、発生を最小限にとどめることができます。

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