2021年2月公開
介護者が汚染した手で食事介助を行うと、食べ物を介して入所者に感染させてしまう危険があるため、食事介助の前は必ず液体石けんと流水による手洗いを行います。
食事の前に排泄をすませておく入所者であれば、入所者も液体石けんと流水による手洗いを行います。
食事中に入所者がむせこむと介護者は飛沫を直接受ける危険が高いため、介護者はマスクを着用します。衣類まで汚染が予測されるときは、エプロンを着用します。食事介助用として布エプロンを使用している場合は、さらにその上からビニールエプロンを着用するか、布エプロンは配膳・下膳のときだけ着用することが感染対策になります。
介助者は、対面に座ると威圧感を与えてしまうとともに、入所者がむせこんだときに正面から飛沫を浴びてしまいます。そのため、介助者は「ななめ後ろ」から飲み込みの様子を観察しながら行います。
食事介助の途中でコール対応等、違うケアを行った場合は、あらためて手指衛生を行います。
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