患者さんの“できる”が増えるリハビリテーション
生活再建に向けて、病棟から在宅へつなげるケア
令和健康科学大学 リハビリテーション学部 学部長/
カマチグループ関東本部 リハビリテーション関東統括本部長
稲川 利光
2022年5月公開
回復期におけるリハビリテーションでは、看護師さんはどのようにかかわればよいのでしょうか。図1に、リハビリテーション看護の方向性を示しました。
リハビリテーションにおいては普段から患者さんに接する機会の多い看護師さんが果たす役割はとても重要です。介護・看護のかかわりが直接患者さんの機能の改善・生活行為の獲得につながっていくからです。基本動作を促し、生活行為を繰り返してもらうことで、患者さんの心身の機能が高まり、生活が広がっていきます。「生活行為に勝るリハビリはない」といっても過言ではありません。日々の看護のかかわりはリハビリテーションの“要(かなめ)”なのです。
稲川利光編:リハビリテーションビジュアルブック 第2版.学研メディカル秀潤社,東京,2016:9.をもとに作成
リハビリテーション看護の方向性は、基本動作から生活行為、そして社会参加に向けて広がる
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