患者さんの“できる”が増えるリハビリテーション
生活再建に向けて、病棟から在宅へつなげるケア
令和健康科学大学 リハビリテーション学部 学部長/
カマチグループ関東本部 リハビリテーション関東統括本部長
稲川 利光
2022年5月公開
抗重力筋の筋力の維持・改善に向けては、散歩に代表される有酸素運動に加えて、重錘やゴムバンドを使った抵抗運動が必要です。スクワットや階段昇降などは重力に対して自分の身体を上下する運動で、いつでも・どこでもできる抵抗運動です。
有酸素運動と抵抗運動で筋力は維持・改善するにしても、安定した動作で活動性が維持されるためにはバランス能力を高める必要があります。フレイルを予防し元気な身体をつくるには、有酸素運動と抵抗運動、そしてバランス運動を行い、そこにさらに十分な栄養を摂取する必要があります(図3)。
part6維持期(生活期)におけるリハビリテーション
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