Part5「気持ちよく排便できる」ことに影響する要因からのアセスメント

保健学博士、保健師・助産師・看護師
コンチネンスアドバイザー
榊原千秋

一部会員限定
ページあり!

2021年8月公開

1.便秘のケアプロトコル(図1)

1.便秘のタイプを明らかにする
 ・排便チェック表(排便周期、便の性状)(図2
2.排便時の姿勢を整える(前傾、足底着)
3.直腸性便秘のケア
 ・坐薬、浣腸、摘便で便を取り除き排便周期を確認する
 ・直腸診で便(+)なら摘便、便(-)なら坐薬、浣腸
4.弛緩性便秘のケア
 ・刺激性下剤と排便周期の確認
 ・ビフィズス菌、オリゴ糖などを取り入れる 食事内容、プレバイオティクス、プロバイオティクス、シンバイオティクス 運動、マッサージなどの組み合わせで対処する
5.軟便→直腸診で嵌入便の有無を確認、緩下剤の見直し
6.大腸がんなどの重大な病気の疑いがある出血を見逃さない

  • ポイント1:刺激性下剤・緩下剤の見直し
  • ポイント2:多職種でかかわる

図1 排便改善までのプロトコル

文献1より引用

図2 排便チェック表

文献2より引用

引用文献

  1. 1.中島紀惠子,石垣和子 監修:高齢者の生活機能再獲得のためのプロトコール 連携と協働のために.日本看護協会出版会,東京,2010.
  2. 2.うんこ文化センター おまかせうんチッチ:気持ちよく出そう!おまかせうんチッチの排便チェック表
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