看護師が行うアセスメントやケアの方法を、様々な角度から解説しています。
保健学博士、保健師・助産師・看護師
コンチネンスアドバイザー
榊原千秋
2021年8月公開
抗コリン薬や、精神疾患の薬が便秘を引き起こすことはよく知られています。そのため、本人のこれまでの排便状況の確認のないまま下剤が処方されて軟便となり、便失禁して困っているということがよくあります。下剤を処方されたら、必ず排便チェック表で評価することが求められます。
表1 便秘を起こす可能性のある薬剤
種類 | 商品名(例) | 特徴 |
---|---|---|
抗コリン薬 | アーテン®、ブスコパン®、バップフォー® | パーキンソン病治療薬、胃薬、過活動膀胱治療薬 |
抗うつ薬、抗不安薬、向精神薬 | トリプタノール、デジレル®、リスパダール® | うつ病、不安を取り除く |
鎮咳薬 | リン酸コデイン、アスベリン® | 咳止め |
気管支拡張薬(β刺激薬) | ベロテック® | 喘息の治療 |
利尿薬 | アルダクトン®A | むくみを取る |
筋弛緩薬 | ミオナール® | 腰痛などに使われる |
麻薬 | MSコンチン® | 下剤と一緒に使用する |
パーキンソン病治療薬 | ネオドパストン® | |
降圧薬(Ca拮抗薬) | ワソラン® | 高齢者によく使われる |
鉄剤 | フェロミア® | 便が黒くなることがある |
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