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2023年6月公開
訪問看護師が出会う精神症状
「感情鈍麻」「思考過程の障害」に対する看護
東 美奈子
訪問看護 花の森 管理者
東 美奈子
訪問看護 花の森 管理者
「感情鈍麻」とは、周りに対して無関心で感情を表すことが乏しい状態です。喜怒哀楽の感情だけでなく、身体的な刺激への反応も鈍くなり身体的不快や劣悪な環境も気にならなくなります。
(1)興味があることを促す
精神疾患を抱える人は、無関心で感情を表すことが乏しくなってくることが多く、興味があることを見つけるのも大変です。家の中にあるものから見つけたり、アルバムなどを見せてもらったりしながら利用者の興味があるものを引き出しましょう。興味のあるものが見つかったら一緒に楽しい時間を共有することがお勧めです。ただ、利用者の負担にはならないように利用者のペースに合わせながら進めていくことが大切です。
(2)観察しながら必要な刺激を与える
そのとき見聞きできるもので声をかけたり、窓を開けて部屋に風を入れたり、日当たりのよい場所に移動して話をしたりすることも効果的です。「鳥のさえずりが聞こえますよ、いい声ですね」「お日様があたると気持ちがいいですよ」など、看護師が感じていることを声に出して表現するのもよいでしょう。
(3)身体症状の観察とケア
自分の身体の状態に対しても関心が向かなくなることもあるため、
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