2024年8月公開
Key point
軟膏を塗ったらテープが貼りつかない、ストーマ装具がはがれてしまったという経験はありませんか。四肢や体幹のガーゼ固定であれば、包帯や腹帯、カッティングチューブ(図1)などで密着性を高めて固定することができます。しかし、ルート類やストーマ装具はそうはいきませんよね。
そこで、今回はテープやストーマ装具の貼付部位に使用する皮膚外用薬の選び方、皮膚トラブルの予防方法について解説します。
メディキュア カッティングチューブ(写真提供:グンゼ株式会社)
皮膚外用薬は薬効成分である「主薬」を「基剤」に混ぜて調剤してあり、基剤には軟膏、クリーム、ローションなどがあります。この基剤に油分が多く含まれていると、テープやストーマ装具の粘着力が低下し、はがれやすくなります。医師にはテープなどの貼付が必要な旨を伝え、可能な限り油分の含有量が少ないローションタイプの処方をお願いしましょう。
しかし、ローションタイプは、糜爛(びらん)や掻破(そうは)した部位には刺激があるため、油脂性軟膏が処方されることがあります。その場合は、塗布後しばらく置き、軽く拭き取ってから貼付します。
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