2024年8月公開
Key point
3日便が出なければ刺激性下剤、出なければ量を増やしていく…でも、出るときには下痢で困る。そんな排便管理をしていませんか?ここでは、ナースが行う高齢者の便秘対策について解説します。
高齢者を悩ませる便秘。便秘を訴える人の数は、年齢を重ねるごとに右肩上がりに増加します(図1)1。刺激性下剤は広く用いられていますが、腹痛や下痢などの副作用に加え耐性や習慣性もあり、「便通異常症診療ガイドライン2023」では必要最小限の使用にとどめ、できるだけ頓用または短期間の投与とするとされています2。
(文献1より引用)
では、そもそも「3日出なければ便秘」なのでしょうか。便秘は「本来排泄すべき糞便が大腸内に滞ることによる兎糞状態・硬便、排便回数の減少や、糞便を快適に排泄できないことによる過度な怒責、残便感、直腸肛門の閉塞感、排便困難を認める状態」と定義されます3。ゆえに、単に便を出すだけでなく、気持ちよく排便するための調整も求められます。
便秘対策は、排便のための3大要素(図2)にアプローチします。
(文献4より引用)
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