スキントラブル解決Q&APart2
皮膚のアセスメントとスキンケアの基本テクニック

Q10スキントラブルに応じた外用薬の選択方法は?

A.最も頻度の高い「皮膚の乾燥」に対してはローション基剤の保湿剤を投与します

上出良一

2018年6月公開

症状に合わせた外用薬の選択

スキントラブルとして最も頻度が高いのは「皮膚の乾燥」です。特に、冬季の低湿度、密閉された屋内での暖房による空気乾燥が、角質層の乾燥をもたらします。また、皮脂を奪い去り、角質層の保湿成分を失わせるため、お湯を使った過剰な洗浄剤の使用も避けなければなりません。

かさつき感、ピリピリ感程度であれば、ローション基剤の保湿剤が伸びもよく、べたつきもないため使いやすいでしょう。触ってカサカサしていたら乳剤性ローションが適応になります。明らかな落屑、うろこ状の魚鱗癬(図1)がみられれば、クリーム製剤で水分を補います。紅斑、漿液性水疱など湿疹化し、掻痒の強い病変に至れば保湿剤単独では効果がみられないことがあるため、クリーム基剤の保湿剤の上にステロイド剤を外用します。両者を混合する場合もあります。

図1魚鱗癬

顔のスキンケアでは過剰保湿に注意

顔面の荒れのスキンケアは、単に何か塗り重ねる治療ではうまくいきません。往々にしてオイリーな化粧水、クリーム、美容液、オイル、ワセリン、医師から処方された保湿剤、ステロイド剤、タクロリムス外用薬などで、過剰保湿になっていることもあります。その場合、顔面はベタベタし、特に前額部、頬部、口囲などの脂漏部位に紅斑、毛細血管拡張、ざ瘡様発疹がみられます。脂漏性皮膚炎、酒(しゅ)さ様皮膚炎、酒さ性ざ瘡と称される病変です。保湿を止め2~3か月かけて皮膚が正常化するのを待ちます。このような状態に陥らないように、適正な顔のスキンケアを行う必要があります。

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