2015年5月公開
図1 粘膜皮膚接合部離開
造設したストーマ粘膜と腹部の皮膚が良好に癒合せず、縫合不全を起こした状態を言います(図1)。
このような状態になったら、排泄物で離開部が汚染されないようにします。
膿がたまっていることが原因ならば、膿がスムーズに排出できるように、看護師に相談しましょう。血流障害が原因でストーマ粘膜が部分的に壊死している場合は、医師によって壊死部分を取り除く治療を行います。
血流障害や膿瘍形成の範囲によって離開の範囲も変わります。離開の範囲が大きい場合は、治った後に狭窄が生じる可能性が高くなります。定期的に外来を受診し、早期発見に努めましょう。
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