2015年5月公開
睡眠中にストーマが心配で何度も目覚めてしまう方がいます。
尿路ストーマの場合は、安静と保温によって尿量が増加することがあるため、ストーマ袋の容量を超えて蓄尿されないように採尿バッグを使用するとよいでしょう。
装具が剥がれていないかどうかが心配で眠りが浅くなってしまい「熟睡感がない」と訴える方も多くいます。逆に、「まったく気にならず」熟睡でき、目覚めるとストーマ袋全体に溜まってしまい、トイレに慌ててかけ込む人もいます。ぐっすり寝ても安心だということを忘れないでください。
尿路ストーマの場合には、夜間の尿量に応じた容量の採尿バッグに接続するとよいでしょう(図1)。
二品系装具では、寝る前にストーマ袋の向きを変えてもよいのです。
図1 夜間の尿量に応じた容量の採尿袋に接続する
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