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Part3 褥瘡(じょくそう)のさまざまな分類を知る

DTIを知っておこう

 「深部組織損傷」は DTI(deep tissue injury)と呼ばれる深部組織の損傷です。日本褥瘡学会では「深部損傷褥瘡」と訳していますが、外観からの推測は難しいけれど内部で圧力による負荷および虚血による代謝障害から組織壊死が起こっている状態です(図2)。

 DTIは、肉眼的にはⅠ度かⅡ度に見えますが、急激にⅢ度、Ⅳ度へと悪化することがあり、臨床で問題になることが多いものです。DTIは、脂肪組織や殿筋が発達している人に多く見られ、同部位が圧迫されて発生することが多いため、骨突出部に一致しない大きさの紅斑が見られます。

 患者が痛みを訴えることで気づかれることが多く、触ってみると硬結を触れます。触診では、近接する組織と比較して泥のような浮遊感を感じ、皮膚温の変化が確認されます。

 これらの所見だけでDTIを確定することは難しく、確定診断のためにはエコーが有効です。エコーは最近ますますコンパクトで安価になり、ベッドサイドでの使用が可能になっています。

図2 DTIの褥瘡

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自宅で発熱のため数日間寝たきり状態が続き発生した褥瘡。尾骨付近に黄色壊死か真皮レベルの潰瘍か不明な部分があった。創周囲に発赤と熱感を伴い、入院前の状況からもDTIが疑われた。

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5日後、当初黄色壊死を疑った部分は肉芽組織で覆われてきたが、他の部位が黒色化し、深い褥瘡であることが判明した。

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