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Part4 褥瘡(じょくそう)を防ぐために一番大事な体圧管理

褥瘡(じょくそう)管理に必須の「摩擦」と「ずれ」の考え方

 褥瘡の発生要因として考えられるのは、「圧力」「摩擦」「ずれ」であることは前述しました。摩擦は、皮膚とマットレス・クッションとの間で生じます。ずれは「皮下組織のゆがみ」のことで、頭側挙上の際などに顕著に見られるものです。具体的にベッド上で頭側挙上する際を見てみましょう(図1)。重力は下方にかかりますが、その重力と釣り合う力が上方に向かいます。その力がベッドに垂直方向に働く「圧力」とベッドに平行方向に働く「摩擦力」となります。この水平方向に働く摩擦力を「せん断力」と呼びます。せん断力によって水平方向の組織にゆがみが生じるのが「ずれ」です。

 皮膚の状態で考えてみると、皮下組織や筋肉・骨などは下方向に力が加わりますが、皮膚表面には上方向に摩擦力が加わっているため、同じ組織に2つの力が加わることになります。これがせん断力です。そのため、真皮や毛細血管網などが引き伸ばされ薄く変形して血管径が縮小し虚血が生じることによって、褥瘡発生につながると考えられています。

 せん断力は摩擦係数の高い接触面に斜めの力が加わって生じますから、仙骨や大転子部、踵部などの骨突出部位は重点的にずれへの対応を行う必要があります。

図1 頭側挙上時に生じるせん断力

図1 頭側挙上時に生じるせん断力

酒井梢,松井優子,下田晋也ほか:体圧分散ケアとしてのポジショニング.エキスパートナース2008;24(1):30-33.より引用

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