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Part4 褥瘡(じょくそう)を防ぐために一番大事な体圧管理

体圧分散用具には、どんな種類がある?

 体圧分散用具は、「反応型体圧分散用具」「能動型体圧分散用具」に分けられます。この分類は2007年にNPUAPが発表したものです。

 「反応型体圧分散用具」は、「加圧した場合にのみ反応して圧再分配特性を変化させる性能をもつ、電動または非電動のマットレス」で、「沈める、包む」の機能を利用した体圧分散用具です(図7)。

 「能動型体圧分散用具」は、「加圧の有無にかかわらず圧再分配特性を変化させる性能をもつ電動のマットレス」のことで、「沈める、包む、経時的な接触部分の変化」の機能を利用したものです(図8)。それぞれの定義を表1に示しました。

図7 反応型体圧分散用具の特性

図7 反応型体圧分散用具の特性

日本褥瘡学会編:褥瘡ガイドブック-第2版.照林社,東京,2015:160.より引用

図8 能動型体圧分散用具の特性

図8 能動型体圧分散用具の特性

日本褥瘡学会編:褥瘡ガイドブック-第2版.照林社,東京,2015:161.より引用

表1 体圧分散用具の分類

特殊ベッド ベッドフレームとマットレスが一体になって機能するベッド
非電動マットレス 操作のために電源を必要としないマットレス(直流・交流問わず)
電動マットレス 操作のために電源を必要とするマットレス(直流・交流問わず)
上敷マットレス 標準マットレスの上に重ねて使用するマットレス
交換マットレス ベッドフレームの上に直接置くようにデザインされたマットレス

日本褥瘡学会編:褥瘡ガイドブック-第2版.照林社,東京,2015:161.を参考に作成

 体圧分散用具の素材は、空気(エア)、水(ウォーター)、フォーム、ゲルなどさまざまです(表2)。体圧分散用具は、単独または複数の機能の組み合わせによって圧再分配の特性を示しています(表3)。

表2 体圧分散用具の素材

エア 空気で構成されているもの
ウオーター 水で構成されているもの
フォーム ポリウレタンに発泡剤を入れてつくられたもの。弾性(復元力)の異なるフォームを重ねたものもある
ゲル 液体のような凝集状態でありながら、弾性の特性をもっているもの
ゴム ゴム弾性を示すエラストマーで構成されている。伸ばすことができ、伸ばした後は元に戻る
ハイブリッド 複数の素材で構成されている

日本褥瘡学会編:褥瘡ガイドブック-第2版.照林社,東京,2015:161.より引用

表3 体圧分散用具の特徴

空気流動 電源を入れるとマットレス内に空気が流れ、それにより中のビーズが流動し、沈めると包む機能を発揮するもの
圧切替 加圧と減圧が周期的に起こり、圧再分配を行うもの
ローリング 患者を側方へ回転させるもの
非ローリング ローリング機能がないもの
ローエアロス 皮膚の温度と湿潤(寝床内環境)管理を支援するために空気の流れを供給するもの
非ローエアロス ローエアロスの機能がないもの
1区画 単一の圧再分配機能を有するもの
多区画 異なる圧再分配機能を有する区分で構成されたもの

日本褥瘡学会編:褥瘡ガイドブック-第2版.照林社,東京,2015:162.より引用

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